ふるさと納税の返礼品で見かける”旅行券”
食べ物とちがって形に残らないぶん「本当にお得なの?」「使いにくくて損しない?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
わが家でも返礼品選びに悩んだ末に旅行券を選び、実際に家族旅行で使ってみました。その結果、思った以上に助かった点もあれば、事前に知っておきたかった注意点もありました。
この記事では、ふるさと納税の旅行券を実際に使って分かった損しないために気をつけたいポイントや旅行券が向いている人はどんな人かをまとめています。
- 旅行券を選ぶべきか迷っている
- 返礼品で後悔したくない
ゆうゆうママそんな方の判断材料になればうれしいです。
ふるさと納税の旅行券ってどんな返礼品?
ふるさと納税の「旅行券」は、現金がもらえるわけではなく特定の自治体や提携施設で使える宿泊券・旅行クーポンとして受け取る返礼品です。
自治体によって内容はさまざまですが、主に以下のような種類があります。
- 対象の宿泊施設で使える宿泊券
- 旅行予約サイトなどで使える旅行クーポン・電子ポイント
- 温泉旅館やホテルで使える利用券・ギフト券
食品や日用品と違い”形として残るもの”ではありませんが旅行費用の一部を確実に減らせる返礼品として人気があります。
また、旅行券の大きな特徴のひとつが有効期限が比較的長く設定されているものが多いこと。2年〜3年の有効期限が設定されているケースも珍しくありません。
そのため、
- すぐに旅行の予定が決まっていなくても選びやすい
- 数年分をまとめて使うこともできる
といった点は旅行券ならではのメリットです。
一方で、使える宿泊施設や予約方法が限定されている場合もあるため、選ぶ前に条件をしっかり確認することが大切になります。
還元率は?
ふるさと納税の返礼品は、寄附金額に対して返礼品の価値が「上限30%まで」と決められています。
そのため、旅行券や旅行クーポンも基本的にはこの基準に沿った内容になっています。
例えば「10万円の寄附で3万円分の旅行券がもらえる」というケースが一般的なイメージになります。
宿泊プランの内容や時期によっては通常よりも割安に設定されていることもあり、
結果的に
- いつもよりグレードの高いホテルを選べたり
- 同じ予算で宿泊日数を増やせたり
といった使い方ができる場合もあります。
中には還元率が40%を超える宿泊券の返礼品もあり、かなりお得に感じるものもあります。
ただし、還元率だけで選んでしまうと実際に使う場面で「思っていたのと違った」と感じることも。ここからは、わたしが実際に使ってみて気づいた注意点をまとめていきます。
使ってわかった注意点・デメリット
ふるさと納税の旅行券はうまく使えばお得ですが、事前に知っておかないと「思っていたのと違った…」と感じやすい点もあります。
実際に使ってみて感じた注意しておきたいポイントをまとめました。
① 使える宿泊施設・エリアが限られている
旅行券は、どこでも自由に使えるわけではなく対象の宿泊施設やエリアが決まっていることがほとんど。
「この地域に行きたい」と決まっている場合は、そのエリアで使える旅行券かどうかを寄附前にしっかり確認しておく必要があります。
② 予約方法が限定されていることがある
旅行券によっては、
- 公式サイトからの予約のみ
- 電話予約のみ
- 指定の予約方法に限られる
といったケースもあります。
普段よく使っている予約サイトが使えないこともあるため、予約の流れは事前にチェックしておくと安心です。
③ 繁忙期や土日が対象外になる場合も
宿泊券の中には、
- 土日や祝日は使えない
- 繁忙期は追加料金が必要
といった条件が付いているものもあります。
「この日程で使うつもりだったのに…」とならないよう利用条件は細かいところまで目を通しておくのがおすすめです。
④ 金額が中途半端に余ることがある
旅行券の金額と宿泊費がぴったり合わず、少額だけ使い切れずに残ってしまうこともあります。
また旅行券や旅行クーポンは、旅行代金の合計が旅行券の合計利用額を下回った場合おつりが出ない点にも注意が必要です。
⑤ 有効期限を忘れてしまう可能性
旅行券は比較的有効期限が長いものが多いですが、その分「まだ大丈夫」と後回しにしがち。
気づいたら期限が迫っていた、という声も見かけるので受け取ったら期限だけはメモしておくのがおすすめです。



家族旅行や帰省など、予定を立てた時点で早めに予約しておくのが安心です。
これらの点を踏まえると、旅行券は「還元率が高そうだから」だけで選ぶよりも旅行の目的やスタイルに合わせて寄付先を選ぶのがポイント。
次の章では、どんな人に旅行券が向いているか・向いていないかを整理していきます。
旅行券が向いている人・向いていない人
ふるさと納税の返礼品としてもらえる旅行券は、とても魅力的ですが”誰にでもおすすめ!”というわけではありません。
旅行券が向いている人
- 年に1回以上、家族旅行や宿泊を予定している
- 行き先や宿をある程度決めてから寄付ができる
- 旅行費を家計の中で上手にやりくりしたい
- ポイントやクーポンを組み合わせてお得に旅行したい
旅行券は「どうせ旅行に行くなら、その費用を少しでも抑えたい」という人にぴったり。
特に、宿泊費や交通費など金額の大きい出費に充てられるので、家計管理の目線で見ると満足度が高い返礼品だと感じました。
旅行券が向いていない人
- 旅行の予定がまだ決まっていない
- 行き先や日程を自由に決めたい
- 少額ずつ、こまめに使える返礼品が好き
- ふるさと納税は「日用品・食品」で使い切りたい
旅行券は、対象の宿や施設が限られていたり有効期限がある場合もあります。「あとで考えよう」と思って選ぶと、使いづらさを感じることもあるので注意が必要です。
まとめ:旅行券は「こんな人ならアリ」
ふるさと納税の返礼品としての旅行券はすべての人にとって万能というわけではありませんが、条件が合えば家計にやさしい“満足度の高い選択肢”だと感じました。
特に、
- もともと家族旅行の予定がある
- ポイントやクーポンを組み合わせてお得に旅したい
- 行き先や宿を寄付前に決めることが苦にならない
こんな方には、旅行券は十分「アリ」な返礼品だと思います。
わが家の場合は”毎年なんとなく行っている旅行”を、ふるさと納税で少しお得にできたという感覚がいちばん近いです。
無理に旅行を増やすのではなく「いつもの出費を置き換える」形で使えたのが、旅行券を選んでよかったポイントでした。



これから旅行の予定がある方や旅費を少しでも抑えたいと考えている方は、選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。






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