箱根一周モデルコース|箱根のりものパスLiteの代わりに使える周遊方法と実際の滞在時間を紹介【子連れ旅行記】

※この記事は「箱根のりものパス ライト」販売終了前の体験レポートです。現在は同パスは使えませんが実際に回ったルートや所要時間は今もほぼ同じなので、箱根観光の計画づくりに役立ててもらえたら嬉しいです。

箱根をぐるっと一周できる「箱根のりものパスLite」は2025年9月30日をもって販売終了となりました。

ただ、箱根町港 → 桃源台 → 大涌谷 → 早雲山 → 強羅 → 宮ノ下 → 箱根町港という王道ルートは現在も同じ回り方・所要時間で観光可能です。

この記事では、実際に「箱根のりものパスLite」を使って回った箱根一周ルートを各区間の所要時間実際の観光の様子とともに紹介していきます。

2歳と4歳の子とまわって5時間半

子どもたちもよくがんばってくれました。

記事の最後に今使える周遊チケットの紹介予算の目安も紹介しているので合わせてご覧ください。

ゆうゆうママ

「のりものパスLite は使えなくなったけど箱根を一周するモデルコースや時間配分を知りたい」という方の参考になればうれしいです。

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箱根町港(出発)

9:15 箱根町港 到着

海賊船

芦ノ湖畔の景色がひろがる元箱根町港は、海賊船のしゅっぱつ地点。湖をバックに記念撮影にもぴったりです!

当時はこの「箱根のりものパスLite」を使って箱根を一周ぐるりと回りました。

このパスでは、箱根登山電車・箱根登山ケーブルカー・箱根ロープウェイ・箱根海賊船・箱根登山バスの5つの乗り物を利用することができ箱根の王道ルートとは逆回りで比較的コンパクトに一周できます。

ゆうゆうママ

この記事では、このとき実際に回ったルートをもとに現在のチケットでも再現できる箱根一周モデルコースとして紹介していきます。

箱根のりもの

画像は、販売終了前の「箱根のりものパスLite」の利用ルートです。

出典:箱根ナビ

9:25 海賊船 乗船

海賊船

今回乗船したのはこちらの海賊船。

土曜日ということもあり、まだ早い時間にもかかわらず多くの人が船に乗り込んでいました。

箱根をコンパクトに一周する旅の最初の乗り物に子どもたちもテンション爆あがり!!

海賊船

船に乗り込みさっそくいちばん上のデッキにあがってみます。

日差しが照りつける夏の暑い日。さすがに外は暑いだろうと思っていましたが、風を強く受けるせいか暑さはそれほど気にならず。

湖と空の青さに山々の緑、船内を流れる音楽の心地いいこと。

息子も船内よりも外が気に入ったようす。途中、富士山も見ることができました

すごく優雅で気持ちのいい時間。ずーっとここで風を感じていたい..そんな気分に浸れました。

ゆうゆうママ

風が心地よく暑さはそこまで気になりませんでしたが、冬は風が強いため寒いかもしれません。

海賊船

もちろん船内はクーラーが効いていて、座りながら外の景色を眺められるのでとっても快適。

船内から見る景色は、上のデッキからの景色とはまた違い湖をより近くに感じることができます。

そうとう楽しかったのか息子は乗船中、いちども座らずにずっと立って景色をながめていました(笑)

ゆうゆうママ

ベビーカーでの乗船もOK!トイレもあり、お子様連れも安心です。

船内には売店もありスイーツやドリンク、アルコール類も販売されています。景色とともに贅沢なひとときを。

桃源台港

10:08 桃源台港 到着

桃源台

約35分のクルージングを終えて桃源台港に到着。

桃源台港は、芦ノ湖の北側にある港でロープウェイ乗り換えの起点。緑豊かな自然に囲まれていて空気も爽やか。

桃源台港

ロープウェイの顔ハメ看板(?)があったので記念にパシャリ。

海賊船のつぎはロープウェイに乗っていきます。

桃源台

列にならんでロープウェイの乗車待ち。

「ぼくたちは何色かな?」

「あ!きたきた!」

など楽しそうなふたり。

人も多く列になっていますが、わりとスムーズに乗車できました。

桃源台駅がだんだん遠くなっていきます。緑の山々にかこまれた芦ノ湖に先ほどまで乗船していた海賊船が見えます。

あたり一面みどりの木々や山にかこまれた景色。遠くのほうに白い煙がみえてきました。

ゆうゆうママ

大涌谷までの所要時間は約20分

大涌谷

10:40 大涌谷 到着

大涌谷

迫力ある火山活動の様子を間近で体感!名物「黒たまご」は食べると寿命が延びると言われています。

大涌谷と書かれた黒たまごの前でハイポーズ!うしろには富士山の姿もみることができました。

大涌谷

煙が出てるー!と子どもたちも興味津々。

大涌谷

谷に向かって張り出すガラス張りのデッキ。ママ、手つなご!と恐る恐る足を進める娘。すぐ下に見える岩肌や噴気にちょっぴりスリルを味わえます。

大涌谷

さすがにまだ、景色を楽しむという感覚は持ち合わせていない子どもたち。

景色よりも虫に興味津々。あちこちに虫を見つけては報告してくれます。

逆に虫さえいればいくらでも時間つぶしができる子どもたち。

大涌谷

浄め湯かけ地蔵尊

お地蔵様にお湯をかけながら、心よりお願いごとをすると良いそうです。

大涌谷

谷のマルシェ

箱根や神奈川にゆかりのあるお土産品が販売されています。また大涌谷の自然をイメージしたオリジナルスイーツやドリンクも販売。大涌谷の景色とともに堪能することができます。

ゆうゆうママ

大涌谷駅には、大涌谷駅 食堂というレストランもあり食事をすることもできます。

まだまだ先の長いわたしたちはあまり長居することなく次の目的地へ進みます!

子どもたちがグズグズする前に先に進みますよー!

大涌谷滞在時間:45分

11:25 ロープウェイ乗車

大涌谷

さて、ふたたびロープウェイに乗り込み今度は早雲山駅を目指します。

ちょっと疲れてきた妹。

大涌谷

大涌谷の真上を通過していきます。

地面からは白い煙がもくもくと立ちのぼり迫力のある景色。硫黄で地面が黄色くなっています。真上から眺める大涌谷は圧巻。

早雲山駅

11:35 早雲山駅 到着

展望テラスからの壮大な眺め。山々のみどりに癒やされる〜〜

箱根強羅温泉の大文字焼を彩る明星ケ岳や遠くに見える相模湾までが一望できます。

早雲山

そんな雄大な景色を見ながらたのしめる足湯。

ちょっと疲れの見えてきた子どもたちも、新しい遊び場(?)にテンション↑

営業時間

【展望テラス】9:00〜16:45
【足湯】9:00〜16:00

ゆうゆうママ

タオルの持参をお忘れなく!
ショップで「レトロ温泉タオル(330円)」を購入することもできます。

早雲山

ショップにはお菓子や雑貨、オリジナルのお土産品など250アイテム以上がそろっています。

また、真っ白な雲と青い空をイメージしたくもぱんや早雲山の雲をイメージした特製のドリンクなど、ここでしか味わえないフード&ドリンクも楽しめます。

早雲山滞在時間:15分

さあ、つぎはケーブルカーに乗って強羅をめざします。

ケーブルカー

はやくこないかな。どんな乗り物がくるんだろう。

と乗りもの好きなふたりが待ちわびていると..

ケーブルカー

やってきました箱根登山ケーブルカー

車内は傾斜にあわせて階段状のつくりになっていておもしろい。

12:00 ケーブルカー乗車

ケーブルカー

さすがに疲れて眠たくなってきた息子。脱力して頭がこっくりこっくり。

強羅

12:15 強羅駅 到着

ウトウトしながらも強羅に着くとしっかり起きて歩いてくれた息子。

ランチ後は宮ノ下に向かうため先に登山電車の時刻を確認し、強羅駅から徒歩2分のCOFFEE CAMPというお店をめざします!

COFFEE CAMPでランチ

12:22 COFFEE CAMPに到着

コーヒーキャンプ

さすがに疲れ切った息子はおんぶで移動。

娘も抱っこで爆睡中(-_-)zzz

コーヒーキャンプ

ちょうどお昼時、店内は混み合っていて中のベンチに座って順番を待ちます。

エアコンの効いた店内で待たせてもらえてありがたい..!

おしゃれな店内はカウンターやハイチェアの席もあり、子どもが小さい(娘も爆睡中の)ため低い椅子の席が空くまで待っていました。店員さんもやさしく、いろいろと声をかけてくれました。

コーヒーキャンプ

爆睡中の娘

そこまでお腹は空いていなかったので涼みながら子どもも寝かせられてちょうど良かった。

20分くらい待って席に移動。

メニュー

自家製スペアリブも気になったけど、娘を抱っこしながら食べるのは大変そうなので断念。

コーヒーキャンプ

自家製ローストビーフプレートを注文。

ローストビーフはピンクペッパーがトッピングされていていいアクセント。柔らかく、あまりお肉を食べない息子もおいしそうに食べていました。

厚切りで1枚が大きいローストビーフ。見た目以上にボリュームがあって満足できました♪

コーヒーキャンプ

息子がとくに気に入って食べていたのはマッシュポテト。

そんなにお腹がすいていなかったけどペロリと完食しました。

宮ノ下

お昼ごはんを食べて復活した息子。軽い足取りで駅まで歩けました。

コーヒーキャンプ

事前に時刻を調べていたためホームに着くとすぐに箱根登山電車がやってきました。

箱根一周の旅も終盤!さあ、あともうひと頑張りです!

13:52 登山電車 乗車

登山電車

ちょうど宿泊したホテルの目の前を通過中

ケーブルカーにはたくさんの人が乗り込みましたが、なんとか相席で座ることができました。

ゆうゆうママ

いろいろな乗り物に乗ってきましたが、王道ルートを逆回りでまわったおかげか人の多い休日でもすべての乗り物に座ることができました

小さな子ども連れの場合は席に座れないとかなり大変。移動はなるべく座れるとありがたいですよね。

宮ノ下駅

宮ノ下

宮ノ下に到着するとすぐ目の前にバスのりばの看板がありました。元箱根方面のバスのりばを目指します。

宮ノ下

おしゃれなカフェ?を発見!

雰囲気もよくて入ってみたい衝動を抑えます。いいなあ、昼からちょい飲みだって。

アジがのった「あじ彩丼」おいしそう〜〜〜

宮ノ下

なかなか急な坂道。

こういう道って車旅だとなかなか通ることもないな〜

としみじみ。

新緑に囲まれた古きよき雰囲気の残る坂道をゆっくりと下っていきます。

宮ノ下

わりとすぐにバスが到着。すぐに乗ることができました。

宮ノ下

箱根をコンパクトに一周する旅、最後ののりもの「箱根登山バス」

いろんなのりものに乗ってきたけど飽きることなく楽しそうな息子。疲れているだろうなとは思いつつ、楽しんでいる姿をみてちょっと安心。

箱根町港(到着)

14:45 箱根町港 到着

箱根町港

無事スタート地点の箱根町港まで戻ってくることができました。

トータル5時間半の箱根一周旅。

抱っこ抱っこ!と歩かなかったらどうしよう..

と心配&覚悟はしていましたが、のりもの全てで座ることができたことが本当にありがたく、思っていたよりは疲れずに楽しんで観光することができました。

車をつかわない観光は心配もおおきかったけど息子が楽しそうにしてくれたのが何より。最後までがんばってくれてありがとう!

箱根町港

バスを降りるとすぐ近くにおみやげショップやおしゃれなカフェの並ぶ建物があります。

ゆうゆうママ

もしまだ元気があればここでカフェタイムを楽しんだりおみやげを買ったりしても◎

箱根のりものパスLite終了後|代わりに使える周遊チケット

ゆうゆうママ

箱根観光で現在使える周遊チケットはこの4つ。

箱根フリーパス

箱根全体を広く回りたい人には、定番の「箱根フリーパス」が使いやすいです。

登山電車・ケーブルカー・ロープウェイ・海賊船・路線バスなど、箱根エリアの主要な乗り物を網羅していて、今回紹介している箱根一周ルートも再現可能です。

  • 箱根を初めて訪れる
  • 2日以上かけてゆったり回りたい

箱根フリーパス『はこチケ』プラス

「遊び放題」と「乗り放題」がセットになった 箱根フリーパス「はこチケプラス

8つ乗り物が乗り放題の「デジタル箱根フリーパス」と対象の美術館、温泉、アクティビティ施設が周り放題の「箱根遊び放題チケット」がセットになっています。

登山電車・ロープウェイ「大涌谷きっぷ」

大涌谷をメインに観光したい場合は「大涌谷きっぷ」のような区間特化型のチケットもあります。

  • 強羅〜大涌谷周辺を中心に回りたい
  • 箱根一周までは考えていない

海賊船・ロープウェイ乗り放題パス

芦ノ湖の海賊船とロープウェイを中心に楽しみたい場合は「海賊船・ロープウェイ乗り放題パス

海賊船とロープウェイを自由に乗り降りできるため、芦ノ湖や大涌谷を中心にじっくり観光したい人にぴったりです。

ゆうゆうママ

行きたいスポットが決まっている場合は、乗り放題パスを使わずにそれぞれの乗りものごとに個別でチケットを購入もできますよ。

各チケットについての詳細は箱根ナビをご覧ください。

箱根一周モデルコース|予算の目安

今回紹介している箱根一周ルートを、現在販売されている周遊チケットで回った場合のざっくりとした予算目安をまとめました。

交通・観光

周遊チケット
大人約6,000〜7,500円/人

  子ども(小学生)約1,500〜1,850円/人

食事・カフェ

ランチ+軽食
約2,000〜3,000円/人

合計:1人あたり

大人約8,000〜1,0500円

子ども約3,500〜4,850円

※利用するチケットや立ち寄りスポットによって金額は前後します。

ゆうゆうママ

周遊チケットは、6歳未満の子どもなら大人1人につき2人まで無料で利用できます。

子ども料金があるとはいえ、家族で回ると合計額は意外と大きくなりがち。交通費や観光費は、事前にまとめて管理できると気持ち的にもラクです。

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おまけ

眠る息子

車に乗り走り出すと、一瞬で眠りについた息子。

5時間半もよくがんばってくれました。

本当にありがとう!

おしまい♪

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ゆうゆうママ
執筆者:ゆうゆうママ(ゆうゆう旅にっき運営)
2児の母として、年間10回以上の国内旅行を実践し、子連れ旅のコツ・体験談を発信中!また費用を抑えつつ快適に楽しむ方法や、実際に利用したクレジットカード・サービスも紹介しています。 (本記事は実体験および公式情報をもとに執筆しています。詳細条件は必ず公式サイトをご確認ください)
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