箱根は観光エリアがぎゅっと近くにまとまっていて小さな子ども連れでも無理なく回れるのが魅力。この記事は、私たちが訪れた際の体験をもとに家族でまわりやすい旅行モデルコースを作ってみました。
今回まわるスポットはこの8つ
- 早雲山駅(ロープウェイ)
- 大涌谷
- 大涌谷駅食堂
- cu-mo箱根
- 強羅エリアの温泉宿
- 箱根園水族館(または 忍者バス/ふれあい動物ランド)
- 芦ノ湖海賊船(片道)
- スイッチバックカフェ(箱根湯本)
気になる旅費の目安は…
【4人家族の場合】
約76,400〜132,900円
この記事では、
- 具体的なモデルコース
- 各スポットの見どころ
- 滞在時間の目安
- 家族4人のリアルな旅費
(子どもは小学生料金で計算しています)
まで丁寧にまとめているので、箱根旅行を検討している方の参考にしていただけたらうれしいです。
1日目|箱根へ出発!大涌谷で火山体験&温泉宿
箱根早雲山駅
08:00頃:出発〜箱根早雲山駅へ
箱根ロープウェイの起点となる駅で、壮大な景色を堪能できる絶景スポット!
ゆうゆうママ早雲山駅までは、
東京から:約2時間
浜松から:約2.5~3時間


大涌谷へはロープウェイを利用するため早雲山駅に車を駐車します。
休日は混雑するため、ロープウェイの待ち時間が長くなることも。早めの到着が安心です。



駅構内にはカフェやお土産コーナーもあるので、待ち時間も楽しめます。
早雲山駅駐車場
営業時間:早雲山駅の営業時間に準ずる
料金:1回1000円
収容台数:約100台
早雲山駅駐車場は、大涌谷へ向かう定番ルートなので夏休みやGWなどの長期休暇は混雑する可能性が高いです。
なるべく混雑を避けたい場合は姥子駅駐車場がおすすめ!


出典:箱根ナビ
乗り降りの少ない姥子駅の駐車場は、利用する人が少ないため比較的空いている穴場駐車場。



収容台数は約90台あり無料で利用可能!
10:45頃〜ロープウェイ移動(約10分)


ロープウェイに乗ってわくわく!
早雲山から大涌谷まで約10分間の空中散歩。しばらくすると黄色く染まった谷が見えてきます。


真上から眺める大涌谷は圧巻!
いまも噴気が立ち昇る地面。ほんのり硫黄の匂いを感じます。
ロープウェイ料金
片道:2000円/ (子供) 700円
往復:3000円/ (子供) 1000円
※子供は6歳〜12歳未満
大涌谷
11:00頃〜大涌谷で大自然の迫力を体感



週末などは駐車場の混雑・渋滞が予想されるため大涌谷へはロープウェイで行くのがおすすめ◎


迫力ある火山活動の様子を間近で体感!名物「黒たまご」は食べると寿命が延びると言われています。
大涌谷と書かれた黒たまごの前でハイポーズ!うしろには富士山の姿も!!


植物の見えない地面からは白い煙がもくもくと立ちのぼり迫力のある景色。硫黄のにおいも漂っています。



硫黄のにおいが苦手な方や喘息持ちの方はマスクを持参しましょう。


谷に向かって張り出すガラス張りのデッキ。恐る恐る足を進める娘。すぐ下に見える岩肌や噴気にちょっぴりスリルを味わえます。



7月中旬に訪れ日差しの強さはありましたが、標高が高いからか普段よりも涼しく過ごしやすかったです。
大涌谷駅食堂
11:45頃〜昼食
大涌谷 駅食堂は広々した店内で大涌谷の噴煙地が一望できます。


「特製」大涌谷カレー
大涌谷をイメージした「特製」大涌谷カレーが人気。和風だしベースのこだわりのルーに国産豚のひき肉がたっぷり入ったスパイシーで深みのある本格カレー。
大涌谷を眺めながら「いただきます♪」


名物の黒たまご


たまごソフトクリーム
濃い黄色のソフトクリームは濃厚でカスタードのような味わい。
cu-mo 箱根
13:00頃〜早雲山駅にもどり壮大な景色とともに足湯を堪能!
ロープウェイで早雲山駅に戻ってきました。展望テラスからは箱根外輪山や強羅の街並みを一望できます。


テラスには足湯が設けられていて景色を堪能しながら足湯をたのしむことができます。旅の疲れも癒せて最高♪



タオルの持参をお忘れなく!
ショップで「レトロ温泉タオル(330円)」を購入することもできます。


真っ白な雲と青い空をイメージしたくもぱんや早雲山の雲をイメージした特製のドリンクなど、ここでしか味わえないフード&ドリンクを楽しめます。


ショップにはお菓子や雑貨、オリジナルのお土産品など250アイテム以上がそろっています。
宿へ移動(強羅エリア)
15:00頃〜チェックイン
1日目は強羅エリアのホテルに宿泊
自然に囲まれた静かなエリアで温泉宿や旅館も多く、のんびり過ごすにはぴったり。



大涌谷から強羅までは車で約20分!





子連れ歓迎の温泉宿でゆったり休憩。
今回わたしたちは強羅にある「箱根ゆとわ」に宿泊しました。
温泉&お部屋でのんびり
15:15頃~お部屋でのんびりタイム
お部屋についたらちょっとひと息。


少し休んだら早めのお風呂へ。こどもが疲れきってぐずりだす前にお風呂は済ませるのが◎



早い時間帯のお風呂は空いていることが多いのでおすすめ!
旅館ディナーでリラックス
18:00頃~夕食


地元食材を使った会席料理や創作料理が楽しめる贅沢なひととき。
美味しいごはんとお酒をたのしみながら1日の振り返りを。



乳児連れは離乳食の用意のあるホテルだと荷物も少なくて助かりますね。
関連記事:箱根ゆとわに実際に宿泊したようすはこちらの記事をどうぞ


\1日目のざっくり予算/
| 観光 (のりもの代) | 約8,000円 |
| 食事 | 約4,000〜5,000円 |
| ➡ 約12,000〜13,000円 |
宿泊費は除く
子ども2人は小学生として計算
2日目|箱根園水族館&芦ノ湖海賊船で冒険!
08:30頃〜箱根園へ移動(車で約30分)





渋滞回避のため朝は早めに出発がおすすめ。ナビで箱根園駐車場を設定するとスムーズです。
箱根園水族館
09:00頃〜箱根園水族館で魚やカワウソに会おう!


海水館・淡水館が併設され、世界中の魚たちが集合。標高723mに位置する海水館は、日本で一番高いところにある海水水族館。



施設自体はそこまで広くないので滞在時間は1〜1.5時間ほどが目安。
コツメカワウソとの握手やダイバーの魚の餌やり鑑賞、アザラシのフーディングタイムなどのイベントあり!屋内施設なので天候に左右されず安心して楽しめます。



ベビーカーOK。授乳室やおむつ交換台もあり、小さなお子さん連れでも安心です。
| ◆箱根園水族館 | |
| 住所 | 〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根139 |
| 営業時間 | 9:00A.M.~4:30P.M.(最終入館は閉館30分前まで) ※季節により営業時間が変更になる場合があります。 |
| 駐車場 | 【平日】 乗用車 1,000円 /1回 二輪車 500円 /1回 【土休日】 乗用車 1,200円/1回、二輪車 500円/1回 ※イベント開催期間および特定日については料金が変更となる場合があります。 ※2024年7月27日(土)~9月1日(日)は全日、乗用車 1,200円/1回となります。乗用車312台、バス15台 |
| 電話番号 | 0460-83-1151(箱根園内) |
| 公式HP | https://www.princehotels.co.jp/amuse/hakone-en/suizokukan/ |
そのほか箱根園にはこんなエリアも
ニンジャバス ウォータースパイダー


水陸両用のニンジャバス
自然豊かな箱根芦ノ湖畔にダイブする爽快なアクティビティー
約15分間の芦ノ湖クルーズでは、芦ノ湖や富士山を含めた周辺の山々をじっくりと楽しめます。
ふれあいどうぶつランド だっこして!ZOO!


かわいい動物たちとのふれあいが楽しめるミニ動物園
かわいいわんちゃんから小動物、フクロウなどたくさんの動物たちとふれあうことができます。
箱根園内レストラン
12:00頃〜昼食


芦ノ湖を眺められるレストランやパン工房、カレーとラーメンの専門店など様々なお食事処があります。



お子様ランチなどのキッズメニューもありますよ!
箱根町港
13:30頃〜芦ノ湖で海賊船クルーズ体験


桃源台港から箱根町港・元箱根港を約25〜40分で結ぶ海賊船。
本物の海賊船のようなデザインの観光船で、芦ノ湖を一周できる人気アクティビティ。子どもも大人もワクワク!


ベビーカーでの乗船もOK!トイレもあり、お子様連れでも安心です。



天候によっては運休になることもあるので、当日の運行情報もチェックしておいてくださいね。
cafe KOMON 湖紋
14:20〜レトロな雰囲気漂うカフェでちょっとひと休み


出典:茶屋本陣 畔屋HP≫
海賊船クルージングのあとはレトロ感ただようオシャレなカフェで少し休憩。
店内からは芦ノ湖を一望でき、晴れた日には富士山も望める絶好のロケーション!



お団子は自分で焼いて食べるスタイル。子ども大人も楽しみながら食べられます♪
| ◆cafe KOMON 湖紋 | |
| 住所 | 〒250-0521 神奈川県足柄下郡箱根町箱根161-1 |
| 営業時間 | 10:30~16:00(L.O.15:30) |
| 定休日 | 年中無休 |
| 駐車場 | あり(無料) 施設正面に乗用車無料駐車場8台のほか、周辺に無料駐車場があります。 |
| 電話番号 | 0460-83-6711 |
| 公式サイト | https://www.chayahonjin-hotoriya.com/ |
宿へ移動(芦ノ湖周辺)
15:00頃〜芦ノ湖周辺の宿へチェックイン





「湖畔沿い」「和モダン」「露天風呂付き客室」など、お好みに合わせて宿選びをするとより満足度UP!
\2日目のざっくり予算/
| 観光 (箱根園水族館の場合) | 約4,800円 |
| 食事 (昼食+カフェ) | 約5,000〜7,000円 |
| 海賊船 | 約8,600円(往復) |
| ➡ 約18,400〜20,400円 |
宿泊費は除く
子ども2人は小学生として計算



1日目は1.8万〜2万円が目安。旅費を節約したいひとはこちらの記事もよかったら参考にしてみてください。
3日目|スイッチバックカフェ〜箱根湯本
芦ノ湖畔を散策
09:00頃〜芦ノ湖畔を軽く散策


朝の静かな芦ノ湖畔は空気が澄んでいて、湖面に映る山々や鳥の姿がとても幻想的。散歩や写真撮影にもぴったりです。
芦ノ湖エリアの観光スポット
- 箱根関所
- 恩賜箱根公園
- 箱根駅伝ミュージアム
- 箱根観光船・海賊船
- 箱根神社
- 成川美術館
- 箱根駒ヶ岳ロープウェイ
- 箱根園
- 九頭龍神社
スイッチバックカフェにてランチ
11:30頃〜スイッチバックカフェでランチ
スイッチバックカフェは、登山電車のスイッチバックを眺めながらランチが楽しめる鉄道ファンにも人気のカフェ。


窓際の席からは登山電車が通過しスイッチバックする姿を間近で見ることができます。
電車は思っていたよりも至近距離!目の前を走行する姿に息子も大興奮!!
本数もそれなりに走行するので子どもたちも飽きることなく楽しめます♪



電車の時刻表も用意されていました!


姫の水プレート
女将さんこだわりの酵素玄米はすごくモチモチとした食感で美味。
地元の水である「姫の水」や地元野菜が使われていて、具だくさんの味噌汁や焼き魚などメインが選べるランチプレートは、身体に優しい味付けでとっても美味しかったです。野菜嫌いの子供たちもパクパクよく食べていました。


可愛いお子様カレー
野菜の甘みがしっかり出ていて子供でも食べやすいカレー。
ねこちゃん型のごはんがかわいい!



お子様メニューはカレーとオムライスがありました。


食後には外に出てデッキからスイッチバックの様子を見学させてもらいました。
スタッフの方がとても気さくで優しく、スイッチバックの説明なんかもしていただけました。



店内はそこまで広くないので週末は混雑することも。平日や時間をずらしての利用がおすすめ!
| ◆スイッチバックカフェ | |
| 住所 | 神奈川県足柄下郡箱根町大平台535-1 箱根上の湯1階 |
| 営業時間 | 11:00~16:00 |
| 定休日 | 水・木曜(SNSで要確認) |
| アクセス | 東名高速舘山寺スマート IC より車で約 5 分 |
| 駐車場 | あり(数に限りあり) |
| 電話番号 | 0460-82-6681 |
| https://www.instagram.com/switchback_cafe/ | |
箱根湯本駅
13:00頃〜箱根湯本でカフェやお土産めぐり


おしゃれなカフェや老舗の和菓子店、温泉まんじゅう、寄木細工などお土産の宝庫。
商店街が賑わう食べ歩きの定番スポット!手軽に味わえるスイーツなどもそろい、散策するのが楽しいエリア。


箱根湯本駅前のフォトスポット「あじさい橋」
川の流れが涼しげで、見た目にも音にも癒やされます。


箱根まんじゅう(1個80円)「菊川商店」
お店の前を通ると焼きたてのカステラの甘い香りが漂ってきます。
ほかにも焼きたてせんべいや、ソフトクリーム、揚げかまぼこなど食べ歩きにピッタリなテイクアウトグルメが盛り沢山です♪



駅周辺におむつ替えスペースがいくつかあり、箱根湯本駅に授乳スペースも設けられているので小さな子供連れでも安心ですよ。
| ◆菊川商店 | |
| 住所 | 神奈川県足柄下郡箱根町湯本706 |
| 営業時間 | 9:00-18:00 |
| 定休日 | 木(祝の場合は、変動あり) |
| 電話番号 | 0460-85-5036 |
| https://www.chayahonjin-hotoriya.com/ | |



商店街は観光客で混雑しやすいのでベビーカーの使用は控えめが◎
\3日目のざっくり予算/
| 観光 | 無料(芦ノ湖畔散策) |
| 食事 (スイッチバックカフェカフェ+食べ歩き) | 約4,000〜6,000円 |
| 駐車場 | 約400〜600円 |
| ➡ 約4,500〜6,600円 |
宿泊費は除く
子ども2人は小学生として計算
3日間の旅費|家族4人の合計はいくら?
宿泊費
強羅・芦ノ湖周辺の一般的な宿泊費の相場は…
- 1泊2食付き・4人家族(大人2+小学生2)
一般的な旅館:約4万〜6万円台
ハイシーズン/高級宿:約6万〜9万円台
箱根旅行の総額
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 観光費 | 約21,400円 |
| 飲食代 | 約14,000〜20,000円 |
| その他 (駐車場など) | 約1000〜1500円 |
| 宿泊費 | 約40,000〜90,000円 |
| 合計 | 約76,400〜132,900円 |
※ 飲み物・お土産・追加体験などは含まれていません。
宿泊費は選ぶホテルや時期によって大きく変わるため総額も7.6〜13万円ほどと幅があります。



できればもう少し旅費を抑えたい…
という方は、わが家が実践している旅費づくりの方法も参考にしてみてください。






関連記事:【子連れ旅行記】箱根のりものパスLiteの代わりに使える周遊方法と実際の滞在時間を紹介





国内旅行モデルコース一覧はこちら


おまけ:箱根で見ることができる電車


ロマンスカー


伊豆箱根鉄道


箱根登山電車


箱根登山ケーブルカー
旅行の計画が決まったら、帰宅後のことも少しだけ考えておくと安心です。
「旅行から帰ってきた日の夕飯どうしよう?」と悩まないために、疲れていてもパパッと準備できる時短ごはん&家事のコツをまとめたこちらの記事もぜひチェックしてみてください。
→【旅行帰り、夕飯どうする?疲れてても助かる“頑張らないごはん”と家事の工夫】

















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